アスパラ立茎(りっけい)作業
アスパラは収穫(主に春)が終わると、そのまま、伸ばして、その名の通り立茎させます。
これは、来年の収穫に備えて、養分を根に貯蔵させるためです。
私たちが食べているのは茎で、アスパラの本来のスガタは、立茎させて葉が開いた状態です。
この状態を晩秋まで維持させますが、それが、来年の収穫に大きく影響します。
その立茎とは...。こんな、感じです。

立茎準備作業
その1)畝上げ
約60日間の収穫が終わると、小さな耕運機(管理機)を使い、畝間を土寄せします。
多少、根も切りますが、それが刺激にもなって、また、根をさらに伸ばします。
除草も兼ねています。
なぜか、後ろ向きに進みながら起こすようになっています。
その2)支柱打ち

立茎させたアスパラが、倒伏しないように、パイプの支柱を打って、ネットを張ります。
約400本のパイプを打ちます。
しだいに、握力が無くなってきて、狙いが合わなくなり、手を打ったりします。素早く、ネットまで張らないと、アスパラが伸びてしまうので、雨でも何でも、突貫工事なのです。
その3)ネット張り

もとは花用のネットらしいですが、幅60センチ5目のネットを張ります。一人で作業すると、絡まったりして、面倒なときもありますが、支柱のパイプに「ヘイコラ」と引っ掛けていけばよいので、順調に行けば簡単な作業です。
倒伏防止効果はバツグン!欲をいえばもう一段張りたいところです。

これまでの、作業で約2日はかかります。その間にも、アスパラは伸びますので、間に合わないときは、収穫したりもします。 また、わが家では、追肥や除草剤散布はしませんが、普通は、大量の施肥と、除草剤を散布します。
そして、その後、数回の消毒が行われます。

立茎開始
しばらくすると、伸びたアスパラの先が開いてきます。展葉といいます。
同時に、開いた枝を伸ばしながら、葉を展開して行きます。
正確には、「擬葉」といって「葉っぱ」ではないのです。
さて、葉っぱはどこでしょう??
そろそろ、展葉してきました。
スイスイと歩けなくなります。
収穫終了から、約1ケ月半、スゴイことになってます。繁茂、繁茂。
台風の被害で、倒れたりもしていて、通路を塞いで歩けない状態です。
そろそろ、間引きと下枝処理をしなければなりません。

下枝処理と間引き作業
繁茂した枝や、通路に張り出した葉を刈り取って、風通りを良くして、病気の発生を抑えます。
また、長くなり過ぎて、垂れ下がってきた先端を、先切りします。
下枝処理は、地上部60センチ以下の枝を、かき落とします。
畑の向こうが透けて見える位になればOK。
間引きは、一株に3本から5本を残し、刈り取ります。
来年、収穫したいサイズの一回り小さい太さを残します。
また、まっすぐな健康な株を残します。虫食いや、曲がり、折れなどをとると、茎がなくなったり、良いものばかりで、落とせなかったり、これが、なかなか難しいのです。
この後は、夏収穫(間引き)をするのが、一番の管理となります。
9月、10月の養分貯蔵で、来年の発芽養分となるので、
消毒のタイミングを誤らないようにして、晩秋まで、黄化させずに管理します。
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